• インドネシア語の文法

インドネシア語の文法

インドネシアは、国土面積が日本の5倍以上で、国語はインドネシア語を使用し、日本を含めて世界の約40カ国で学ばれています。 インドネシア語は、世界でももっとも優しい言語の一つとされていて、発音が比較的しやすく、つづり字がローマ字表記で、語原変化がないことなどで、特に日本人には易しい言語といえます。

最後の楽園といわれるバリ島をはじめ、インドネシアを観光で訪れる人や、ビジネスで出張する人など、日本でのインドネシア語学を学ぶ人は、年々増加しています。

インドネシア語が成立したのは、1928年頃で、それ以前にはマレー語は存在していましたが、共通語として使用されていませんでした。ですからまだ100年も経っていませんが、それにもかかわらずインドネシアのほぼ全土に普及しています。これだけ短期間で広範囲に普及した理由として、やはりその「簡単さ」が大きな理由の一つではないでしょうか。

インドネシアの人たちも、とても簡単というほど、文法がシンプルで、活用や時制などがなく、単語をただ並べるだけで文章が成立します。ただほかの言語圏で生まれた人にとっては、当然単語を覚える必要があり、苦労するかもしれません。ただ単語を覚えれば、文法はとてもシンプルなので、マスターするのも早いかもしれません。

インドネシアは、エネルギー資源国であることから、日本にとっては重要度の高い国です。

近年では、東南アジア最大の人口を持つ国として、日本企業に注目されていて、製造現場での指導や管理業務など、幅広く日本人が現地で働いています。平均的な現場では、日本人数名に対して、数十名から2~3百名の人たちが働いていますが、なかなか会話でのコミュニケーションがとれなくて、問題になっている場合もあります。そのため翻訳者の需要も増えているのが現状です。

また一方で、日本への関心も高く、東南アジアの中でもっとも日本語を学んでいる人が多い国でもあり、年間27万人の人が日本語を学んでいます。そのため翻訳者は双方で需要が高く、翻訳会社へ依頼することも増えました。

ただ言語は簡単ですが、インドネシア語翻訳者にも注意が必要です。日本語の翻訳者を自称する人の中には、基礎的な言語教育を受けていない人もおり、安易に依頼すると、質の悪い翻訳を高額な料金で受けることになることもありますから、依頼する場合には、インドネシア語翻訳会社を介して依頼することをおすすめします。

文法も簡単なので、興味のある方は習得してみてはいかがでしょうか。